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魳の魳
鮎の鮎
令和5年6月4日
春日井市東野町「ひら松」さん
中国では「香魚」と書くそうです。アユは祝賀の魚・占いの魚として用いられるようになったため日本では「鮎」と表記しますが、中国で「鮎」はナマズのことだそうです。
アユは「年魚」とも書きます。かつて名古屋市の大半が海や干潟だったころ鳴海から熱田にかけての干潟を「年魚市潟」といっていました。『万葉集』に「年魚市潟潮干(しほひ)にけらし知多(ちた)の浦に朝漕(こ)ぐ舟も沖に寄る見ゆ」「桜田(さくらだ)へ鶴(たづ)鳴き渡る年魚市潟潮干にけらし鶴鳴き渡る」の和歌が収録されています。この「年魚市潟」が「愛知県」の由来になっています。
子供の頃、生の鮎の匂いを嗅いだ時、西瓜か胡瓜のようだと思いました。「キュウリウオ目」という分類があるのに驚きました。
春日井市東野町「ひら松」さん
中国では「香魚」と書くそうです。アユは祝賀の魚・占いの魚として用いられるようになったため日本では「鮎」と表記しますが、中国で「鮎」はナマズのことだそうです。
アユは「年魚」とも書きます。かつて名古屋市の大半が海や干潟だったころ鳴海から熱田にかけての干潟を「年魚市潟」といっていました。『万葉集』に「年魚市潟潮干(しほひ)にけらし知多(ちた)の浦に朝漕(こ)ぐ舟も沖に寄る見ゆ」「桜田(さくらだ)へ鶴(たづ)鳴き渡る年魚市潟潮干にけらし鶴鳴き渡る」の和歌が収録されています。この「年魚市潟」が「愛知県」の由来になっています。
子供の頃、生の鮎の匂いを嗅いだ時、西瓜か胡瓜のようだと思いました。「キュウリウオ目」という分類があるのに驚きました。
〔参考文献〕
中村庸夫 『魚の名前』 東京書籍 2006年 p.30
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